がん登録
京都大学病院では、「院内がん登録」を実施しています。
がんの種類、進行度(ステージ)、その治療の分布を把握し、国や都道府県のがん対策に役立てること等を目的としています。
登録対象: 当院で診断や検査、治療の対象となった以下①~④の腫瘍 (ただし、登録済み腫瘍の再発は除く)
①悪性新生物(がん、血液腫瘍)、上皮内癌
②髄膜又は脳、脊髄、脳神経その他中枢神経系に発生した腫瘍の良性及び良悪性不詳の腫瘍
③一部の境界悪性型卵巣腫瘍
④消化管間質腫瘍
- 1腫瘍につき、1件の登録を行います。⇒登録件数=患者数、ではありません。
- 同じ患者さんに、複数のがんが存在する場合は、SEER2018準拠ルールに基づき独立したがんと判定されれば、新たに登録します。
- 入院、外来の区別はしません
グラフをクリックして拡大できます。
- セカンドオピニオンのみの症例は含まれていません。
- 各病院で登録したデータは、国立がん研究センターが集計し「全国集計」として公開します。
- 全国集計では、個人が特定されるのを防ぐため9件以下の少数症例は実数非公開ですが、以下の通り数字を置き換えてグラフ化しています。
(1-3) ⇒ 2 (4-6)⇒ 5 (7-9)⇒ 8
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
https://jhcr-cs.ganjoho.jp/hbcrtables/
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- セカンドオピニオンのみの症例は含まれていません。
- 各病院で登録したデータは、国立がん研究センターが集計し「全国集計」として公開します。
- 全国集計では、個人が特定されるのを防ぐため9件以下の少数症例は実数非公開ですが、以下の通り数字を置き換えてグラフ化しています。
(1-3) ⇒ 2 (4-6)⇒ 5 (7-9)⇒ 8
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
https://jhcr-cs.ganjoho.jp/hbcrtables/
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データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
https://jhcr-cs.ganjoho.jp/hbcrtables/
- 各部位に発生した主に上皮性のがん(癌腫)を対象に集計しています。
- 自施設で初回治療を開始した症例のみを対象とし、診断から5ヶ月以内かつ診断前 1 ヶ月以内に自施設で実施されたものを集計しています。
(他院で初回治療を開始した後に受診した症例や「診断のみ」「セカンドオピニオンのみ」の場合などは集計に含んでいません) - 全国集計では個人が特定されるのを防ぐため、9件以下の少数症例は実数非公開ですが、以下の通り数字を置き換えてグラフ化しています。
(1-3) ⇒ 2 (4-6)⇒ 5 (7-9)⇒ 8
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- Ⅰ期とⅣ期が多く、特にⅠ期が全体の64%を占める。
- 主な治療方法は切除による治療(手術、内視鏡手術)と薬物療法であり、Ⅰ~Ⅱ期は切除のみ、Ⅲ期は切除と薬物療法の併用、Ⅳ期は薬物療法のみが多い。
- Ⅰ期は『内視鏡手術』と『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』が79%を占めた。
- Ⅳ期は『薬物療法』が77%を占め、併用を含めると92%で薬物療法を行った。
- 放射線治療は全体の5%以下である。
【補足事項】
院内がん登録では、胃がんの上皮内癌は0期ではなくⅠ期に含まれる。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
https://jhcr-cs.ganjoho.jp/hbcrtables/
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- 切除による治療(手術、内視鏡手術)が0~Ⅳ期で行われており、薬物療法などとの併用を含め0~Ⅲ期ではほぼ全例、Ⅳ期であっても67%で行った。
- Ⅱ期までは切除による治療のみのケースが多い。『内視鏡手術』は0期で74%、Ⅰ期で29%を占めたが、Ⅱ期では行わず、全例をより侵襲性の高い『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』で行った。
- Ⅲ期は『手術/内視鏡手術+薬物療法』と『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』で96%を占め、ほぼ全例で切除が行われ、半数以上で薬物治療が行われた。
- Ⅳ期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』『薬物療法』『手術/内視鏡手術+薬物療法』がそれぞれ33%を占めた。
- 放射線治療は全体の2%以下である。
データ出典:国立がん研究センター「院内がん登録 全国集計 結果閲覧システム」
https://jhcr-cs.ganjoho.jp/hbcrtables/
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- 切除による治療(手術、内視鏡手術)が0~Ⅲ期まで多く行われている。
- Ⅱ期までは切除による治療のみが多い。内視鏡手術はほとんどが0期で行った。
- Ⅲ期では『手術/内視鏡手術+薬物療法』と『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』で69%を占めた。
- Ⅳ期は『薬物療法』が67%を占めた。
- 結腸がんに比べ放射線治療が多く行われており、全体の21%で行った。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
https://jhcr-cs.ganjoho.jp/hbcrtables/
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- Ⅰ期とⅡ期が多く、特にⅠ期が61%を占める。
- Ⅰ期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』と『他の組み合わせ』(※)で75%を占めた。
- ※肝細胞癌では、肝動脈塞栓術、経皮的エタノール注入療法、ラジオ波焼灼治療など
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
https://jhcr-cs.ganjoho.jp/hbcrtables/
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データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
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- Ⅰ期が55%を占めている。
- 0~Ⅲ期で手術が多く行われている。0期~Ⅰ期では手術単独が多いが、Ⅱ~Ⅲ期では薬物療法や放射線治療との併用が多い。
- 0期は全例が『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』であった。
- Ⅰ期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』が57%、『手術/内視鏡手術+薬物療法』が17%、『放射線治療』が13%を占めた。また、『治療なし』が12%あった。
- Ⅱ期は『手術/内視鏡+薬物療法』が55%を占めた。
- Ⅲ期は『放射線治療+薬物療法』、『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』と『手術/内視鏡+放射線治療+薬物療法』の順に多い。
- Ⅳ期は『薬物療法』が48%、『放射線治療+薬物療法』が29%を占めた。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
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- 0期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』が58%を占めた。
- 0期であっても手術と他治療の併用が行われ、『手術/内視鏡+放射線治療』が19%、『手術/内視鏡+放射線治療+薬物療法』が12%を占めた。
- Ⅰ期は『手術/内視鏡+薬物療法』が44%、『手術/内視鏡+放射線治療+薬物療法』が18%を占めた。
- Ⅱ期は『手術/内視鏡+薬物療法』が33%、『薬物療法』が32%を占めた。
- Ⅲ期は『薬物療法』『手術/内視鏡+薬物療法』『手術/内視鏡+放射線治療+薬物療法』がそれぞれ27%を占めた。
- Ⅳ期は『薬物療法』が73%を占めた。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
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- Ⅱ期が5%と少ない。
- 0期は『内視鏡手術』83%を占めた。
- Ⅰ期は『内視鏡手術』が46%、『放射線治療+薬物療法』が13%を占めた。また、『治療なし』も13%を占めた。
- Ⅲ期は『放射線治療+薬物療法』が48%、『手術/内視鏡+薬物療法』が38%を占め、併用を含めほぼ全例で薬物治療を行った。
- Ⅳ期は『放射線治療+薬物療法』が約63%を占める。
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- Ⅳ期の割合が37%と高い。
- Ⅰ期は『手術/内視鏡+薬物療法』が68%、『手術/内視鏡+放射線治療+薬物療法』が20%を占めた。
- Ⅲ期は『手術/内視鏡+放射線治療+薬物療法』が44%、『薬物療法』『放射線治療+薬物療法』がそれぞれ28%を占めた。
- Ⅳ期は『薬物療法』が約79%を占める。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
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- Ⅰ期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』『放射線治療+薬物療法』がそれぞれ32%を占めた。また、治療はせず経過観察を行う『治療なし』が20%を占めた。
- Ⅱ期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』が56%を占めた。
- Ⅲ期は『放射線治療+薬物療法』か37%、『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』が30%を占めた。
- Ⅳ期は『薬物療法』が63%を占めた。
【補足事項】 本統計では診断から5ヶ月以内かつ診断前 1 ヶ月以内に自施設で実施された治療のみを集計している。 前立腺癌では、ホルモン療法を数か月間行った後に放射線治療を行う治療法(グラフでは『放射線治療+薬物療法』に該当)があるが、診断日から5か月を過ぎて放射線治療を開始した場合、ホルモン療法のみが集計される(『薬物療法』に該当)。そのため、治療法別の件数が実際とは異なる場合がある。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
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- 0期が58%を占める。
- 0期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』が80%を占めた。また、『治療なし』が12%を占めた。
- Ⅰ期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』が61%、『手術/内視鏡+薬物療法』が35%を占めた。
- Ⅲ期は『手術/内視鏡+薬物療法』が57%、『放射線治療+薬物療法』が36%を占めた。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
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- Ⅰ期が75%を占める。
- Ⅰ期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』が72%、『手術/内視鏡+薬物療法』が28%を占めた。
- 放射線治療は行わなかった。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
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- 0期が59%を占める。
- 0期は『他の組み合わせ』(※)が49%『手術/内視鏡+薬物療法』が41%を占めた。
- Ⅰ期は『手術/内視鏡+薬物療法』『他の組み合わせ』(※)がそれぞれ42%を占めた。
※膀胱がんでは、内視鏡手術と同時に膀胱内に抗がん剤を注入し、術後に膀胱内にBCGを注入する治療法である。 - 放射線治療は全体の3%でのみ行った。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
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- Ⅰ期が68%を占める。
- Ⅰ期、Ⅱ期とも主な治療は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』であり、一部で放射線治療や薬物療法を併用した。
- Ⅰ期は『治療なし』が28%を占めた。
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※甲状腺未分化癌の病期はⅣ期のみ
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- Ⅰ期が73%を占める。
- Ⅰ期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』が79%を占めた。また、『治療なし』が15%を占めた。
- 放射線治療は行わなかった。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
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- Ⅰ期が54%を占める。
- Ⅰ期は『手術(腹腔鏡・胸腔鏡手術を含む)』『手術/内視鏡+薬物療法』がそれぞれ50%を占めた。
- Ⅲ期は『手術/内視鏡+薬物療法』が80%を占めた。
- 放射線治療は行わなかった。
データ出典:国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録全国集計」
https://jhcr-cs.ganjoho.jp/hbcrtables/