胃がんは日本人に多い疾患の一つであり、現在は日本人のがんによる死亡原因の第3位です。一方で、手術技術の進歩や抗癌剤治療成績の改善の結果、集学的治療により従来よりも長期に生存可能な症例が増えている疾患でもあります。胃がん・GISTユニットは、腫瘍内科、消化器内科、消化管外科の各専門医で構成され、各科の緊密な連携のもとで各症例の病状に応じた治療方針を決定し、科学的根拠に基づいた標準治療を実践しています。
診療案内
- 胃がんは日本人に多いとされる疾患の一つであり、2000年まで日本人のがんによる死亡原因の第一位でした。現在でも肺がん・大腸がんに次いで第3位の疾患です。
- また高齢者に多い疾患でもあり、今後の高齢化社会において胃がんの患者さんは増加するものと予想されています。
- 胃がん・GISTユニットでは、各科の医師が共同で胃がん・GIST患者さんの治療方針を検討し、集学的な治療をより円滑に行うことを目標としています。

診療活動
胃がんの治療
大きく分けて、手術、内視鏡治療、薬物療法、放射線療法などの方法があります。個々の患者さんの病状に応じて治療法の選択が異なるため、各科の緊密な連携のもとで治療方針を決定することが重要となります。
GIST(ジスト)
消化管間質腫瘍(Gastrointestinal Stromal Tumor) 胃や小腸(大腸、食道はまれ)などの粘膜の下に発生する粘膜下腫瘍で比較的稀な腫瘍の一つです。
GISTに対しても手術や薬物療法が行われますが、粘膜から発生する腫瘍(胃がん・大腸がんなど)とは性質が異なる腫瘍であり、手術法や使用する薬物も異なるため、正確な診断のもと適切な治療法を選択することが必要となります。
胃·GISTユニットメンバ-リスト(2025年4月)
●ユニット長 ※教授
- ● 松原 淳一腫瘍内科
- ※ 武藤学腫瘍内科
- ※ 松本 繁巳腫瘍内科
- 堅田 親利腫瘍内科
- 野村 基雄腫瘍内科
- 山田 敦腫瘍内科
- 横山 顕礼腫瘍内科
- 片岡 滋貴腫瘍内科
- 吉岡 正博腫瘍内科
- ※ 小濱 和貴消化管外科
- 角田 茂消化管外科
- 坂本 享史消化管外科
- 奥村 慎太郎消化管外科
- 久森 重夫消化管外科
- 坂口 正純消化管外科
- 前田 将宏消化管外科
- 平松 由紀子消化器内科