がんの一部には、遺伝的な体質が原因の場合があり、「遺伝性腫瘍」と呼びます。遺伝子診療部の「遺伝カウンセリング」では、いわゆる「がん家系」にて「がん」の「遺伝」について心配な方のお話を聞き、最新の医学情報も含めた情報提供をしております。主なものとして「遺伝性乳がん卵巣がん（HBOC）サブユニット」「遺伝性消化管腫瘍サブユニット」があり定期的に院内でカンファレンスを開催し連携して対応いたします。
診療案内
- 家系内に同じ種類、もしくは特定の組合せの腫瘍（がん）が集積して発生する「家族性腫瘍」は、がん全体の5～10％を占め、一部に遺伝性のがん「遺伝性腫瘍」があることがわかっています。
- いわゆる「がん家系」や若年での発症、多重多発がん、遺伝性腫瘍の遺伝学的検査などに幅広く対応いたします。
- ご予約を希望される際は、院外からは平日13:00-16:30に075-751-4350にお電話ください。直接スタッフが対応いたします。
診療活動
- 来談にあたっては、診療をより充実したものにするために、ご予約の際にある程度詳しい話をおうかがいしています。
- 当日は、臨床遺伝専門医と認定遺伝カウンセラーがクライエント（相談に来られた方）の家系情報（本人や家族の病歴など）を詳細にお聞きし、遺伝性腫瘍の可能性がどのくらいあるのかを評価します。
- その上で、病気や遺伝に対するお気持ちや家族への影響など、心理社会的な面にも配慮し、遺伝や遺伝医療、社会資源などの情報提供を行っています。
- 外来は1回1時間くらいの時間をかけて行うことが多く、それぞれの方の病気や治療、生活や家族に対する考え方、価値観を尊重し、ご本人が病気やそのリスクに向き合い、よりよい選択をするためのプロセスを支援できるように努めています。
- また、必要に応じて複数の診療科と連携しています。
- 遺伝子検査を受けるかどうかを検討する際には、遺伝子検査のメリット・デメリット、病気の早期発見・早期治療、予防の意義を十分に話し合った上で、ご本人の意思で決めていただけるように支援します。
- 家族性腫瘍外来は一般的な外来診療とは異なり、ご自身に病気がなくてもご相談いただけます。
遺伝性腫瘍ユニットメンバ－リスト（2024年5月）
●ユニット長 ※教授
遺伝性消化管腫瘍サブユニット
- ● 小川 昌宣遺伝子診療部
- ●小倉 加奈子遺伝子診療部
- 近藤 亜樹遺伝子診療部
- 村上 裕美遺伝子診療部
- 鳥嶋 雅子遺伝子診療部
- 吉田 晶子遺伝子診療部
- 本田 明夏遺伝子診療部
- 春山 瑳衣子遺伝子診療部
- 稲葉 慧遺伝子診療部
- 源 明理遺伝子診療部
- ※ 武藤学腫瘍内科
- 角南 智彦腫瘍内科
- 片岡 滋貴腫瘍内科
- 小森 亮腫瘍内科
- 近藤 知大腫瘍内科
- 長田 巧平腫瘍内科
- 細貝 太亮腫瘍内科
- 堀松 高博腫瘍内科
- 山田 敦腫瘍内科
- 吉岡 正博腫瘍内科
- 向井 久美腫瘍内科
- 山本 佳宏腫瘍内科
- 須賀 淳子腫瘍内科
- 濱西 潤三産科/婦人科
- 我妻 伸和消化器内科
- 岩根 康祐消化器内科
- 内海 貴裕消化器内科
- 中西 祐貴消化器内科
- 二階堂 光洋消化器内科
- 平松 由紀子消化器内科
- 福田 晃久消化器内科
- 牟田 優消化器内科
- ※小濱 和貴消化管外科
- 愛須 佑樹消化管外科
- 板谷 善朗消化管外科
- 岡村 亮輔消化管外科
- 奥村 慎太郎消化管外科
- 笠原 桂子消化管外科
- 木下 裕光消化管外科
- 坂本享史消化管外科
- 角田 茂消化管外科
- 錦織 達人消化管外科
- 星野 伸晃消化管外科
- 久森重夫消化管外科
- 前川 久継消化管外科
- 竹内 康英病理診断科
HBOCサブユニット
- ● 小川 昌宣遺伝子診療部
- ※ 山田 重人遺伝子診療部
- 稲葉 慧遺伝子診療部
- 岡 知美遺伝子診療部
- 川崎 秀德遺伝子診療部
- 鳥嶋 雅子遺伝子診療部
- 春山 瑳衣子遺伝子診療部
- 本田 明夏遺伝子診療部
- 源 明理遺伝子診療部
- 村上 裕美遺伝子診療部
- 吉田 晶子遺伝子診療部
- 福田 晃久遺伝子診療部
- 植田 彰彦産科/婦人科
- 濱西 潤三産科/婦人科
- 東山 希美産科/婦人科
- 村上隆介産科/婦人科
- 山口 建産科/婦人科
- 松井 千亜希腫瘍内科
- 森 由希子腫瘍内科
- 山田 敦腫瘍内科
- 吉岡 正博腫瘍内科
- 川島 雅央乳腺外科
- 河口 浩介乳腺外科
- 山口 絇音乳腺外科
- 清水 華子乳腺外科
- 川口 展子乳腺外科