胆道がんは、再難治がんの一つであり世界的に増加傾向にあります。胆道疾患は、症例ごとの複雑な解剖を理解した上で、治療前後の肝機能を念頭に置いた診療方針を立てることが極めて重要です。これを実現するためには、様々な診療科による集学的な診療計画の立案が必須です。胆道ユニットでは、消化器内科、腫瘍内科、肝胆膵移植外科、放射線診断科、放射線治療科による正確な診断から最適な治療を提供するよう努めています。
診療案内
胆道がんユニットは消化器内科、肝胆膵・移植外科、腫瘍内科、放射線診断科、放射線治療科の胆道専門医で構成されます。胆道がんの患者さんは手術を目的として直接肝胆膵・移植外科に紹介となることもあれば、まだ診断、治療方針が定まらない状況で消化器内科に紹介となることもあります。
京都大学病院を受診された胆道がんの患者さんはすべて胆道がんユニットで検討され、さらなる検査の必要があるか否か、想定される治療方針は何か、などによって消化器内科、または肝胆膵・移植外科に入院して頂くことになります。治療方針決定のためには放射線診断科医師による正確な画像診断が欠かせません。手術適応がない患者さんや残念ながら術後再発してしまった患者さん、あるいは術後の補助療法として抗がん剤治療を受けて頂く場合は腫瘍内科にて治療いたします。手術は行わないが病変が限局している場合には放射線治療科での治療が適応となることがあります。

診療活動
胆道がんの治療には各科からの専門医が知識、技術を集結してあたる、「集学的治療」が欠かせません。胆道がんユニットはそのような患者さんのニーズに応えるために初診時より各診療科が連携することで、質の高い医療の提供を提供するように努めています。

胆道がんユニットメンバ-リスト(2025年4月)
●ユニット長 ※教授
- 垣内 伸之消化器内科
- 西川 義浩消化器内科
- 福田 晃久消化器内科
- 松森 友昭消化器内科
- 村本 雄哉消化器内科
- 桒田 威消化器内科
- ※ 武藤 学腫瘍内科
- ※ 松本 繁巳腫瘍内科
- 片岡 滋貴腫瘍内科
- 近藤 知大腫瘍内科
- 玉置 将司腫瘍内科
- 野村 基雄腫瘍内科
- 松原 淳一腫瘍内科
- 森 由希子腫瘍内科
- 山田 敦腫瘍内科
- 横山 顕礼腫瘍内科
- 吉岡 正博腫瘍内科
- 上田 彩腫瘍内科
- ※ 波多野 悦朗肝胆膵・移植外科
- ● 石井 隆道肝胆膵・移植外科
- 伊藤 孝司肝胆膵・移植外科
- 内田 洋一朗肝胆膵・移植外科
- 穴澤 貴行肝胆膵・移植外科
- 小木會 聡肝胆膵・移植外科
- 奥村 晋也肝胆膵・移植外科
- 坂元 克考肝胆膵・移植外科
- 影山 詔一肝胆膵・移植外科
- 門野 賢太郎肝胆膵・移植外科
- 小島 秀信肝胆膵・移植外科
- 長井 和之肝胆膵・移植外科
- 西尾 太宏肝胆膵・移植外科
- 西野 裕人肝胆膵・移植外科
- 平尾 浩史肝胆膵・移植外科
- 佐藤 朝日肝胆膵・移植外科
- 山根 圭肝胆膵・移植外科
- 楊 知明肝胆膵・移植外科
- 清水 大功放射線診断科
- 中井 浩嗣放射線診断科
- 大西 康之放射線診断科
- 飯塚 裕介放射線治療科
- 岸 徳子放射線治療科